LEAKのかなり古い時代のプリとパワーが入荷しました。
プリアンプは、Pointoneより前のもので、資料がほとんどなく、名前もpreとしか書かれていないとか。
モノラルタイプのもの。
パワーもステレオ20より古い時代のもの。こちらは、TL12という型番。
モノラルパワーアンプで、EL84を使っています。12W出力。
大きさが何とも可愛らしい。佇まいも、威張ってなくて、気軽な感じで、丁寧に作られた感あり、綺麗に残っていて、大切にされていたのでは?いい顔しています。車のことはよく知らないけれど昔のFIATみたいな感じ。
鳴らしてみたらあいにく片側は音が出ず。メンテナンスが必要そう。
片側だけでもと聴いてみました。
痺れる〜!!
鳴らしたのはRCA LC-1。
「おっ!?」と思ったときに必ず聴く数曲。
バルバラのボビノ座のライブ、la solitude、ピアソラのBalada Para un Loco、カザルスのチェロを次々聴いて、ガリが出て時々途切れながらも、めちゃくちゃ痺れました。
実在感やリアル、生々しいなど色々な表現がありますが、これらの曲でそういうものが感じられるとすると、どの言葉もあまり当てはまらず、「生きている」が一番近い。
ある意味、荒々しさとか、強さとかで、civilizationやsophisticateからは少し遠くなるのかも知れませんが、そのものの本質や資質をもろに出してくる、そんな感じの音でした。
直ってきたら、早く聴きたい!!
ところで、7階は色々ケーブルをやり変え中で、到底お目にかけられる状態でないのですが、問題になっていたところをどんどん外して、部屋としてはかなり良い感じ。
きちんとしたお披露目までの、便利な実験室になっています!