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先日観た「ジェーン・オースティンの読書会」という映画について・・・

その前に皆さま、ジェーン・オースティンはご存知でしょうか?

この方はイギリスの小説家で女性。18世紀から19世紀イギリスの田舎の中流社会が舞台で、女性の立場からの結婚などがその題材になっていることがほとんどです。本の方は、つまみ読みしかしていないですが、登場人物の心理描写などが細やかなせいか、登場人物が生き生きしていてよく映画化されています。

例えば、「エマ」(グィネス・パルトロウ含め、5本ある)「プライドと偏見」(キーラ・ナイトレイ)「ある晴れた日に」(エマ・トンプソン)など・・・、まだありますがほとんどの作品が映画化されているのではないでしょうか?

本をもっと読んでいればわかるのでしょうが、映画で、影響を受けているものや引用しているものなどはもっと多いはず。

 

私は、この作家の基本的に明るい風潮が好きで、映画は手に取ることが多いです。しかも何度も見てしまう。

 

今回観た映画は、その『「ジェイン・オースティン」の読書会をする』というお話の映画。

ストーリー的にはどうってことないもので、要はオースティン好きの女性数人と初めてオースティンを読むという男性1人が毎月集まって感想をあぁだこうだ言い合うのですが、その合間にそれぞれの生活描写があり、ちょっとしたオムニバスのような感じになっているのです。

 

よくある「こんな女優、俳優が出るよ!」と宣伝みたいなオムニバスと違って、あまり頻繁に拝見することのない役者さんたちで作られたこの映画は、物語の運びもスムーズ、登場人物各々の性格や考え方を鑑賞側に理解させる技術も巧みで無理が無く、実際にその辺で起こっている日常を切り取って観ているような感覚で、鑑賞後にほんのりと爽やかな楽しい気分になる映画でした。

 

ここ最近「丁寧な作りの映画」にこだわっていますが、驚かせるだけの映画には食傷気味で、SFでもアクションでもどんなものでも、作り手の、作品(世界観)を大切にしている感じがないと、なんとなく観た後に残らない感じがあります。

 

かなり、話が旋回しましたが、日本で「ジェイン・オースティン」のような作家と言ったら誰なんだろう?

観たことのある何人かと話したところ「夏目漱石?」「紫式部?」「村上春樹?」とかそんな名前が出たのですが、どれもしっくりこない・・・。

読者の年齢層が幅広く、多くの女性から絶大なる信頼をおかれているものって・・・?オースティンが描くものはとても普遍的で、ちょっと他にはないような気もします。

 

・・・あっ、また長くなっちゃった。

追記)なぜ冒頭の全く意味のない前置きをこのまま残しているかというと、どうも他のことを考えながら書いていると文章やっぱりまとまらないな、という弁解のため・・・でした。まとめる時間ももうない・・・。
(竹田)

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