「部屋に置くだけで音が静かになります」などと言われると、聴く前から疑ってしまいます。
オーディオボードは、一般的に機材をのせて使うものですからね。
今日はSOUND MECHANICSのオーディオボードのお話です。
ちなみに上の話は本当に静かになったように感じられたけれど、どうなんでしょう。メーカー側の話では3dB下がるとのこと。
いずれにしろ「効果あり」となると、なんでもかんでもなるべくたくさん使ってみます。特にアクセサリー類は一気に「流行」してフロア中が埋め尽くされます。
大切なのはその後で、使いすぎたアクセサリーを適所だけ残して取り除いてゆく、その作業が意外と難しい。聴きすぎて分からなくなることも時々あります。
SOUND MECHANICSも例に漏れず、一時はプレーヤーからプリ・パワー、スピーカーまで全ての機材をのせたこともありました。
使いすぎはよくないことを知り、今は適材適所、ワンポイント・ツーポイントで使用中。
その中でも特に威力を発揮するのがLINNのアナログプレーヤーLP12との組み合わせ。(写真)
Joe Sample「Rainbow seeker」を大音量で聴いてみましょう。
上手でクールなプレイと思い込んでいた“there are many stops along the way”が、分厚く、タイトにグルーブしているではありませんか!
今まで、LP12に様々なボードなど試してみましたが、LP12があまりにベストバランスに出来ているためか、ボードなどを使ってよかった試しがありませんでした。
しかし、これはベストマッチング!LP12の良さをより引き出してくれます。
LP12のスーパートランポリンと言っても過言ではないでしょう。
褒めすぎでしょうか。では、ここで少しネガティブな点を申し上げておくと、顔があまりよろしくない・・・。
サウンドクリエイトオリジナル、作りましょうね。「こんなの欲しい」ご意見、教えてください。
(金野)
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