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音楽に限ったことではないですが、物を(特に芸術作品を)様式や内容によって区分することで「ジャンル」が生まれ、人々はその「ジャンル」を道しるべにして「好み」を構築していきます。

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私たちの様なオーディオショップでよく使われる表現があります。例えば、
「JAZZ向きのスピーカー・・・」
「CLASSIC用のシステム・・・」
「VOCALに良いセット・・・」
etc
などがあり、大きな意味で分かりやすいカテゴリー分けになっています。

しかし、最近になって感じることがあります。
たくさんのお客様のご自宅に伺い、その人となりに触れ、複雑で微妙に絡む「お好み」を一緒になって追求していると、音楽のジャンルでオーディオシステムを切り分けることは限界があり、必ずしも良い結果にはならないのでは?

JAZZやCLASSICやVOCAL、etc・・・を「どういう風に聴きたいか?」が一番大切で、音楽ジャンルの”枠”を取り払うことが、逆に自己分析になるのでは?と。

・・・そこで、私が密かに実行している「お好みのツボ探し」を公開します!!

大きく分けて3つのベクトルに分けて考えます。
?コンダクター(指揮者)
?プレーヤー(演奏者)
?オーディエンス(観客)

???はそれぞれ趣向のタイプで、どれかひとつの比率が大きいと言う前提で(この辺が強引ですが)自己分析してゆきます。

?理路整然とした定位感、引き締まった音像、音楽の構築美を優先
?迫り来る音像定位、躍動感と生々しさを優先
?音色に魅力を求め、全体のまとまりを優先

比率で?:?:?が5:3:2だったり、8:1:1だったり、曲によって比率が変わったりと色々と変化はあるものの、ベースの傾向はおそらく変わらないと踏んでいます(笑)

皆さんも思い当たるフシはありませんか?
もちろんそんなに単純な話ではありませんのであくまで参考ということにして下さい。

音楽やオーディオを一緒になって楽しんでいるお友達を思い浮かべて当てはめてみるのもおもしろいですよ。
もしくはお友達に頼んで自分を当てはめてもらうとか・・・

意外と「ドキッ」とするかもしれません?!

(金野)

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