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来月の歌舞伎座は、忠臣蔵の通し狂言。

いよっ!待ってました!!

若手も育ってさまざまなところで顔出しし、ナウシカやワンピースなどの新しい演目もあり、その時代を取り入れたエンターテイメントととして、親しみやすいものになってきていると思いますが、私はやっぱり忠臣蔵とか勧進帳とか助六とか、黙阿弥の世話物とか、昔からある花々しい演目が好きなのです。だって観た!って気になりますでしょう。

忠臣蔵は、中でもとりわけ好きな演目。ですがなかなか舞台にかからないのです。人気のある五、六段目や、七段目は単独でありますが、通しでかかるのは2016年の国立劇場開場50周年記念以来。その前が歌舞伎座で2013年。そこから遡ると、2012,2010など数年おきにかかっていますが、今は劇場が増えたのに人が減ってるから本当にやらないのです。

私は私で、毎月行っていたのにコロナを境にして、すっかり縁遠くなってしまいました。

が、忠臣蔵ですよ!待ってましたよ。

しかも配役がまた!

仁左衛門、勘九郎、七之助などのバージョンと、愛之助、菊之助、時蔵のバージョン。三津五郎さんのご子息の己之助は後者、松也は前者の方に出演。

80歳になる仁左衛門の色気は、大星由良之助という四十七士をまとめる人に、情感と奥ゆかしさを備えたリーダーとして人間味あふれる魅力を与えるだろうし、菊五郎のあたり役の早野勘平を一番そばで見てきたはずの息子の菊之助(私と同い年!)が、どんな風に芸を磨いてきたかが見られるはず。惜しまれて早逝した三津五郎の最後の舞台を見てきた巳之助の寺岡平右衛門は、主従関係というのがただの上下関係ではないことを見せてくれるんじゃないか、、

もう期待感しかなく、想像しては泣けてきます。仕方ないのでAプロBプロ両方夜の部のチケットをゲットして、本当の本当は、通しで見たかったけれど、日がないので昼の部は諦めました。

まだチケットはあると思いますので、これは是非とも行かれた方が良いと思います!

(竹田)

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