長くお付き合い頂いているお客様のお宅へ・・・
お悩みはDSの音がCDプレーヤーを上回らないこと。
それからGIYAがどうも思うように鳴らない時がある。
AKURATE DSMをお使いでしたが、KLIMAX DSMに変えたらよくなるだろうか・・・というお話を頂きました。
「DSと比べてCDのほうがよい・・・」
どうしてもその点に引っかかってしまい、KLIMAXの前に、ちょっと別のご提案します、と伺わせて頂いたのでした。
お持ちのシステムは、
LINN AKURATE DSM (ネットワークプレーヤー+プリアンプ)
EMM LAB CDSD+DCC2(CDプレーヤー)
GOLDMUND 18.4 (モノラルパワーアンプ)
VIVIDAUDIO Giya G3 (スピーカー)
ご自身でご用意されたオーディオメーカーのタップをお使いでしたが、
まずは一度「ヴァーチャルアース」で聴いてみて下さい、と電源周りを変更。
上記4機種分タップを用意します。4個のタップは渡して繋げて行きます。
(電源タップを分けるのはなぜ???と言う方、次回詳しく・・・)
その際、電源をとる優先順位をつけます。
まずはプリアンプ(DSM)、それからプレーヤー(トラスポ)、DAC、最後にパワーアンプ。
GOLDUNDはアンプの作り上、コンセントも分けて電源をとります。
それからシステムのタイプを知るためにテスターで「電源アース」「コールド」「シャーシ」がどのようになっているか測ります。
全部繋がっているのか(国産のアンプによくみられます)、シャーシだけ浮いているのか、
電源は3ピンか2ピンか・・・などなど・・・。
それを知ると、自ずと、アンバランスケーブルで接続するのか、バランスか、シールド切りケーブルか、などが決まります。
こんなことをすることで、アースの落ちていない環境でアースをどのように処理するかを見極めることができ、そうすることで接続している全ての機器の本領を発揮させることができます。
これらのデモンストレーションの後、
お客様は開口一番、「DSの中低域の密度感が全然違う」。
「電源でこんなに違うもの!?」と驚かれました。
今日もお電話頂き、
「機材を入れ換えるのとは全然違う種類の変化ですね。静寂感がこれまでとまるで違います。
今まであまり聴かなかったボレロなど聴いたら凄くいい!本当にね、楽しんでいます!」
「機材を入れ換えるのとは全然違う種類の変化ですね。静寂感がこれまでとまるで違います。
今まであまり聴かなかったボレロなど聴いたら凄くいい!本当にね、楽しんでいます!」
と晴々したお声を聞いたのでした。
感謝、とまで言って頂き、今までご案内できなかったことをお詫びした次第でした。
この日の夕焼けは綺麗だったこと!