ほぼ半世紀をオーディオにかけていらした方が、息子さんに勧められたもの。
それがこのAmerica Tannoy GRFでした。
子供のころから、お父様の素晴らしいオーディオの数々を耳にし目にしながらも、最近になるまで自ら興味を持たれることがあまりなかったというこの世界。
最初の頃はお父様お一人でいらしていたご来店も、ここ数年は息子さんもご一緒のことが増え、時にはお一人で来られたり、ご友人をお連れになられることも。
JBL ランサーから、現代のスピーカーをいくつか使われ、そして今回お納めしたのがこのAmerica Tannoy GRF。
モニターゴールド搭載で、米国オリジナルのキャビネットは米松で響きが明るく、キレが良く豊かな響き。バランスが整っていて、クラシックからJAZZからそれこそジャンルを問わない鳴りに、お父様も「このスピーカーはオーディオの基本が全部詰まっている。これを聴きこんで耳を育てれば、この先間違うことはないよ」とのこと。
この言葉に背中を押され、この度のご納品となりました。
駆動するのは、進藤ラボラトリーの300Bのパワーアンプ。
そして肝になるのは、OCTAVEのプリアンプ HP700。
プレーヤーは、アナログもデジタルもLINNで統一し、 KLIMAX LP12とKLIMAX DS。
趣味はオーディオの他にピアノ。
音色にもこだわられ、様々なピアノを弾かれてみてスタインウェイを求められるなど、どうやらお父様の音楽好きはすっかり遺伝されているご様子。
・・と言うか、幼少のころから素晴らしいオーディオに囲まれていらしたので、英才教育とはこういうことなのかもしれません!?
(竹田)