本日7回目の名盤深聴イベントでした。
お題は、AORのネット・ドヒニーと、ボズ・スキャグス。
そもそもAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)というのは和製英語だそうで、アメリカではMOR(ミドル・オブ・ザ・ロード・・気軽な親しみやすいポップ)なんだとか・・。
それが70年代終わりから80年代のミュージックシーンで聞かれたのだとすると、時代の気分ともすごく一致する感じを持ちながら、聞いたりしました。
さらに、高橋健太郎さん曰く、「ヨット・ロック」という言葉があって、カントリーのような泥臭さはなく、洗練された聴きやすいロック・・そんな音楽が今日のお題のものでした。
しかし、ボズ・スキャグス1人見ても、76年のシルク・ディグリーズ、77年のダウン・トゥ・ゼン・レフト、80年のミドルマンでも、4年間の3枚全然違っていて、そんな違いを聞いたりして、ボズ・スキャグスの変遷を見たり。
最後には、昨年出たばかりのアウト・オブ・ザ・ブルースをヴィンテージスピーカーのGEで聞いて、何これ、最新録音が60歳のスピーカーですごいいいね!となったり、そんな2時間(延長して、2時間半くらい)でした。
かけるレコードの録音年をいうたびに、76年とか77年とか言われて、自分の生まれ年でビクビクしていましたが、結局私はAORと平行線で、聞いてきていないわけで、40年以上経って、自分が生まれた時代の空気感を音楽で聞いたりするわけで。
今はストリーミングで、100年間の音楽が一斉に横並びするから、本当にどれを手にするか、出会う事さえむずかしかったりするので、こんな風にその時代時代で聞いている人たちから音楽聴くのは新鮮なことだーと思うのでした。
年内、もう1回やります!「名盤深聴」
お楽しみに!!
(竹田)