はー!ジャーマンってやっぱり思ったとおりのスピーカーだったんだ!
あっ、失礼しました。竹田です。今週2度目の登場です。ベストマッチな組み合わせを聴いたので、思わず掲示板に向かっている次第です。
ジャーマン・フィジックスのスピーカーとの出会いは3年前でした。時は10月、場所国際フォーラム。ハイ、インターナショナルオーディオショーでのことでございます。
部屋からもれ聞こえる音にふと立ち止まったのを今でも覚えています。
花の香りに誘われるミツバチのごとく、フラッとブースに入って、漂うような音楽の空気に魅せられたのです。組み合わせのアンプは残念ながら覚えていません。まだオーディオの「オ」の字も理解していなかった頃のことです。
昨年のオーディオショーでも、ジャーマンはもちろんチェック項目に入っていました。
VIOLAと合わせていたジャーマン、初めの印象よりは少し明るめ。渋好みの私には、もう少し渋ジャーマンが好きかも?
私なら何と合わせるだろう・・・?大好きだけれどTRIGONはきっと違うよな。それとも合わせ方にもよるのかな。LINNかな?無難すぎるかな?なーんて大それたことを考えていました。初心者って恐いですね!
当店での菅野先生のイベントでは、GOLDMUNDのド級アンプと。この時は、やっぱりいいスピーカーだと改めて思ったものです。GOLDMUNDはさすがフラッグシップ。見たことのないジャーマンの表情を聴かせてくれたのでした。
さて、本日お客様のために用意したジャーマンは、LINNのMAJIK KONTROLとKLIMAX CHAKRAの組み合わせで鳴らしていました。
相変わらずいいスピーカーだな。と思いつつ、あまり楽しめない自分を恐れ、「いやいや、ジャーマンだし!いいスピーカーだし!」と盛り立てていたのでした。
さて、お客様が帰られた頃、スタッフが「いい音だった~!」というのを聞くともなしに「ふーん」と聞いていたら「HP500とジャーマン相性いいわ~!」だって!
「なにそれ!?」と試聴室へ。部屋からもれる音がすでにいい!
最近気に入りのスタニスラフ・スクロヴァチェフスキのベートーヴェン7番をCDトランスポートが読み込む間に期待が高まります。がっかりしたくないぞ!と見守るジャーマンから、あの漂いが!
オーケストラが見えるとか、緻密に聴こえるとか、そういうのではないんです。
音楽!音楽が漂っているんです!「あースクロヴァチェフスキ今度聴きに行くんだよなぁ。楽しみ!!!」とすっかり耽ってしまいました。
合わせたアンプはOCTAVE HP500SE(プリアンプ)とLINN KLIMAX CHAKRA。HP500とKLIMAX CHAKRAの相性が良いのかな?ジャーマンとOCTAVEが合うのでしょうか?
感覚的には、HP500も、CHAKRAもジャーマンも、どれも滑らかさを備えているのですが、滑らかさの質が違うんですよね。それで合うのかな。
ちょっと脱線しますが、例えばスパイクとスパイク受けでも、素材がアルミ同士、ステンレス同士など、同じもの同士を組み合わせるとよくないこともたまにあるけれど、アルミとステンを組み合わせると良かったりするように、ちょっとずつ違うもので合わせるほうが良いのと原理は同じ?あれ、違う?でも、洋服の着こなしにもそういうのありますよね?
いやはや、あまりに嬉しくなって言葉が滅茶苦茶な本日の掲示板。
しかし、よい組み合わせが見つかる、これほど嬉しくて楽しいことってないですよね!
ちなみに、いままで分からなかったHP500の素晴らしさが分かったのも大きな収穫でした!HP500なら、ものすごい頑張ればいつか買えるかも!?
(竹田)