何事もそうですが、「インパクト」というのは、すごい働きをするものです。
インパクトに突き動かされ、大きな買い物もすれば、勝負にも勝てて、恋にも落ちる。

しかし、その「インパクト」本物か！？
ナンテ。

驚きは1回目が一番で、一度体験したことは経験になってしまうので、毎回は驚きを伴わないでしょう。
でも、代わりに喜びや感動、鮮度が続けば本物だ・・・と思います。
それ以外は、ハッタリだったり、自分の未熟さだったり。

スピーカーはまさにそうで、喜び、感動、そして音の鮮度が買った後ずっと続けば、
「買ってよかった」
「音楽に救われた、癒される」
「学生時代に戻ったように聴いてしまう」
「いつまでも聴いていられる」
「やっぱりすごい。未だに発見がある」
・・・
などなど。

スピーカー選びは難しくて、いくつか比較したら派手な音をする方がインパクトがあることも多いです。
大きな音だとインパクトも大きい。
自分の普段聴く音楽を、ご自宅で聞くような音量で是非聴いてみて下さい。

もしかしたら派手なお姉さんの影にかくれた奥ゆかしいあの子の方が永く付き合えるかもしれない。

そのほうが、先々深く印象に残るかもしれません。

それと、一度「これはいい！」と導入したスピーカーのことは信じてあげて下さい。
1年経っても3年経ってももしかしたらまだ知らない表情があるかもしれません。

先日のお客様。
SEKRIT DS-Iをお使い頂いていて、アース戻しをしていないと伺ったのでお勧めしたところ、
「激変！」とのこと。

DSとCDの音そんなに大差ないのに、「DSは音がいい」とかよく書いていあるなぁと思っていたけど、今回本当によくわかった。全然違う！
というお話もありました。

数十万のケーブルや、200V電源にすることではなく、
もっと基本的な小さなことで「激変」して、本来の姿みせてくれるかもしれません。