先日のブログ「本日の組立て」に続き、本日は別のLP12で EKOS SE も含めた「調整」の模様をご紹介。
今回は新品でEKOS SE、LINGO、TRAMPOLIN IIのフル装備”LP12 SE”の構成です!
まず、新品のLP12本体から従来型のサブシャーシ一式を取り外し、軸受けをKEELに移植する作業から始めます。
未使用のサブシャーシを外してしまうのは少しもったいない気持ちになりますが、KEELと並べるとそのつくりの違いに改めて感心してしまいます。
それにしても、このサブシャーシ一つとってみても随分と改良が重ねられていて、よく考えられているものである事を再認識。
※「コンポーネント探求辞典」にも”LP12 History”と題して情報アップしています。
EKOS SE は EKOS と同じベアリングを使用しながら、ハウジングをステンレス削り出し加工のムク一体成型にしているため、EKOSに比べて100gほど自重が重く、サスペンション調整を入念にチェック。
同じベアリングを採用しているにもかかわらず、ゼロバランスを取るときに”いつまでもアームの振れが止まらない”感度の良さ!
組み付け精度や素材、重量バランスでここまで動きが変わってしまうとは・・
TRAMPOLIN IIがアルミ製になり、サブシャーシとアースを共有できることでシールド効果増大。KEELへのアース取付ポイントもしっかり1点に集約され、専用のねじ切りまで施してあります。
とにかく新しい発見も含めて、じっくり調整を楽しんでいます。
(金野)