AUDIO LIFESTYLE

LINN LP12はMAJIK LP12から一足飛びにステップアップしていただき、KLIMAX RADIKAL、KEEL、EKOS SE、Kandid、URIKA2をお使いでいらしたお客様。
この度のご納品は、BEDROK(プリンス)とEKSTATIKのアップグレード!!
果たしてどんな景色が見えるのか・・

50年以上の歴史を持つLP12に初めてメスを入れた「プリンス(木枠)」BEDROKは、「ビーチ材を直交構造で重ね、極限の圧力と熱を加えることで誕生した新しいマテリアル」で、鋼より強度があると言われているものなので、ブロック状のものから削り出し加工されるのです。

その強度、剛性と言ったら驚くほどで、その効果については過去の記事をご参照下さいませ。

< BEDROKというもの >

 

お客様のお宅では、カートリッジもKandidからの針交換で、Ekstatikへ。優美さと品の良さのあったKandidから、グッとソリッドな方向へ。密度感、彫りの深さが増し「音楽」がナマモノになる感じ。「見える」と言っても良いかもしれません。

その後お客様からの嬉しいおたより。

「音の変化、とても楽しんでおります。
とにかく自然&芯がしっかりした音な感じがしており、久々の自分のコレクション聴き直しの旅が始まりました。
レコードからの音以外も広がりとパワーが出て、メチャクチャ良くなってます。」


ですが、実は、上のコメントは、まだ途中の段階のものなのです。ご納品の折オプティマイズの設定が一部うまく読み込めず時間がかかるので、持ち帰らせて頂き、後日お送りしたオプティマイズをお試しいただきました。

その後のお便り、第二弾がこちら↓

「アップグレードしたLP12は、木に例えると根っこと幹がとても太くなったけど、枝と花がちょっとさみしいかな、でもこれがBEDROCKとEkstatikの『新しい音』で慣れなきゃいけないのかな〜とちょっと思っていたのですが、一気にそんな不安は消えて、枝は広がって、花も満開近くになりました。

そしてこれも、Optimizationの%変えたら八分咲にできたりして、ここでも改めてSpace Optimizationのパワーと使い方を学びました。」

BEDROKに着替えたLP12は、回転や読み取りの精度を120%発揮させるようなところがあり、低域がすごい伸びて部屋の隅々まで音が行き渡るのです。

なので、今まで気にならなかった微細な室内の振動や定在波の影響を少なからず受けてしまい、それがお客様が最初に感じられた「枝葉や花が寂しい」に繋がるのです。要は音がかぶっているということ。

その雲を取っ払ってくれるのがOptimisationということ。

オーディオはスピーカーでもプレーヤーでもアンプでもハイエンドになればなるほど、この問題は出てくるので、細やかに効果を発揮してくれるOptimiseは外すことのできない1アイテムなのです。

「これまでの音も十分良くて、”聴き入る”音だったのが、”聴き惚れる”に変わりました。」これは持った方でないと出てこない表現だなぁ、、と。度重なるアップグレードにお付き合いくださって、感謝の言葉しかありません。

(竹田)

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