Ansuzのケーブルインシュレーターの効果、改めて「・・・すごい」!!
ケーブルを浮かすために、溝が彫ってあるAnsuz Darks Cable Lifter。
これの効き目がすごいのです。
使っているのは左右のスピーカーの直近に2つ。
初めはLINN K20(1,500/m)で試していましたが、高いスピーカーケーブルに変えたくらいの効果あり。それも、効き方が感じが良く、クリアになったのはいいけれどきれいさっぱりツルッとしてしまったり、どこかに癖が乗る・・というのではないので、店ではもともと重宝していました。
金属でできているのに、どうにも不思議です。
高いケーブルを使っていたら必要ないかというと、そういうわけでもなく、正しく効果を発揮します。(写真は同メーカーのSpeakz)
その効果というと・・
Pat Martinoのギターにカサンドラ・ウィルソンが歌うBoth Sides Nowでは、二人の所在がはっきり分かれる。ぼわーっとギターの歪の中に彼女の声が埋もれていた感じが、響きを愛しみ確かめるようなMartinoの音色に、スッとカサンドラ・ウィルソンの声が表れて、親しみ深い響きに包まれます。
チェットのトランペットは、線が細いように聞こえていたのが、息遣いと楽器の響きに厚みが出ます。
一番わかりやすいのはベース(カーソン・スミス)がボンボンいって、チェットのペットや歌を邪魔していたのが、程よいリズム隊になるので、チェットの声も伸びる。
最もわかりやすいのは、これかも。
クルレンティス(今年コンサート行きます!)のオーケストラ。チャイコフスキー交響曲6番の第3楽章。店頭でもリクエストが多いのですが、これがケーブルリフターを使わないと、オケがトロく聞こえてしまう。使った途端にクルレンティスらしい快速とみずみずしさが出る。この楽章の楽器同士の掛け合いが面白くなります。
ところで、先日久々にマット・デイモン主演の「リプリー」を見たら、ボンボン息子に取り入るために一生懸命JAZZを勉強するシーンで、チェットのこのアルバムが印象的に鳴っていました。
映画館で観たのは2000年だから、JAZZのことも知らなければ原作者のパトリシア・ハイスミスのことも知らなくて、いろんなことを知ると映画も深みが出るものだなぁと思った次第。
Ansuz Darks Cable Lifter
本日使用したのは、最上位モデルのdtc(¥115,000/ 個)。
ラインアップはA(¥36,000)、C(¥50,000)、D(¥87,000)
メーカーサイト
高いんですけれど、かなり技あり!
(竹田)