今秋発売予定のデンマークのスピーカーBORRESEN。
5月の名盤深聴イベントでも使用予定なので、ほんの少しだけご紹介したいと思います。
メーカー主催の製品試聴会で聞いた話の走り書き(もはや本人にも解読不能)なので、あしからず・・・。
このスピーカー、ひとめ見た感じでは、ビームが飛んできそうな派手な見た目でもないし、ごつい作りでもないし、ごく家庭向けのスピーカーと言った風貌なのですが、中身はちょっと、いや、だいぶマニアックです。
ユニット、キャビネット、全て自社製で、世界最高峰を目指すと言うのですが、果たして!?
4mm厚という厚さのウーファー。
でもめちゃくちゃ軽いノメックス素材を採用。
ハニカム構造にし、薄いカーボンでサンドイッチしている。
ネオジウムマグネットに、非磁性体のチタンを使用。
スチール素材のものがほとんどですが、磁性体はその影響が大きいのでNO!とのこと。
ちなみに、フレームの背面には、背面の音圧の抜けをよくするためと、熱をためないようにするため穴が開けてある。
ハニカム構造のリボンツイーター、この背面も開口を開けてある。
更に・・・
スピーカー内部の空気圧をエンクロージャー内部で処理するため、ツイーター脇に開口が。
ネットワーク。
幅広きしめん状のコイルで、巻く時に紙を挟みながら巻いている。
コイル芯は木。
すべて余計な磁界の影響を受けにくいするため(と理解しました。)
ところで、種明かしすると、ライドーアコースティックスにいた技術者によるもので、たくさん売れるものを作るよりも、最高を目指したものを作りたかったとのこと。
(そのもっと前はケーブルメーカーのNORDOSTで技術開発をしていた)
弊店注力中のAAVIKのアンプ、そしてケーブルやインシュレーターのAnsuzも同じ人たちで作っています。
弊店の「オーディオ哲学宗教談義シーズン3」では、このアンプで鳴らしてこの音が出ることを理想としている・・というハイエンドスピーカーがどれだけあるか、LINNしかないのでは?という話がでましたが、彼らは、自分たちのオリジナルのテクノロジーでアンプも、スピーカーもケーブルも作っています。
今後が楽しみです!
音のレポートはまた後日!!
音はもちろん凄いです!
(竹田)