これまでお使いだったLINN MAJIK ISOBARIKをAKTIV化に!
これまでのお客様のシステムは、
・LINN MAJIK ISOBARIK(4ウェイスピーカー)
・MAJIK DSM(ネットワークプレーヤー+2chパワーアンプ)
・MAJIK4100(4chパワーアンプ)
お客様としては、パワーアンプを追加の時点でAKTIV化を!と思っていらしたのですが、お店側の案内に不足があり、AKTIV化には2ch分のアンプとAKTIVモジュールが足りていなかったのでした。
弊店にご相談があった折に、その旨ご案内させていただき、今回MAJIK2100(2chパワーアンプ)をお納めさせていただきました。
(MAJIK ISOBARIKやMAJIK140など4ウェイスピーカーは、今回のように2+4+2でも、2+6でも、4+4でも可能)
写真は、アンプの内部。左がAKTIVモジュール搭載前。右が搭載後です。
各帯域(スーパーツイーター、ツイーター、ミッド、ウーファー)ごと、しかも各スピーカーごとに異なるモジュールがラインアップされています。
昔はAKTIVモジュール、1帯域30,000円でしたが、今は、アンプをお求めの際にお使いのスピーカーをお知らせ頂くと、全ての帯域分のAKTIVモジュールが無料で提供されます。
その音の違い?
それはもう大変大きなものです。お客様に頂いたコメントはまさにスピーカーのAKTIV化を指すもの。
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素晴らしい音を聞かせてくれるようになりました。
オーディオシステムの理想的な再生音は、高音がでているとか低音がでているということではなく、思わず聞き入ってしまう音であると考えております。
LINNのシステムを導入したきっかけは、ある試聴室で、非常に小さいボリュームで再生しているにもかかわらず音楽に聞き入ってしまう音であることに驚いたことにありますが、今回の調整でまさにそのような音に近づいたと思います。
昨日は思わず音楽に聞き入ってしまい、夜更かしをしてしまいました。
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スピーカーが、内部のネットワーク・・・帯域分配部という仕事からフリーになることは、スピーカーにとってはもちろんのこと、実はアンプにとっても大きな負担を減らします。
アンプは、全ての信号を増幅するのではなく、それぞれ与えられた仕事に(各帯域)専念すればよく、伝送された信号はそのまま各ユニットへ送られるので、スピーカーも余計な仕事に悩むことはありません。
EXAKTのテクノロジーというのは、この先に存在するもので、LINNはずっと技術を積み上げて来ています。
ちなみに、15年前に入社してLINNのこのAKTIVを知った時、音はいいけどとても独自的で気難しいブランドだなと思いました。弊店がヴィンテージを扱うようになってネットワークについて勉強したり、JBLやウェスタンのようにマルチで鳴らすことを知ったら、LINNのやってることというのは歴史に基づいていながら、それをメーカー品として間違いなくいい音になりますよと提供しようとしていることがわかり、実はとても良心的で、一方で音に対して妥協ないメーカーなんだということをしみじみ感じる次第です。
(竹田)