Netflixで今週一気見しているのがコチラ。
タイトルが冴えませんが、つい3,4年前有罪判決受けたばかりの実際の詐欺事件をもとにしているもの。
ゴシップ感満載、覗き見趣味的ではありますが、実際報道された時衝撃を受けて、記事を読み漁りました。この事件のスゴイのは、NY、ソーホーのセレブやら金融機関、ホテルなどを手玉にとって詐欺を起こしたのが、26歳そこそこの女性だったということ。彼女、アンナ・ソローキンは、裁判でも着る服にこだわったとかいうツワモノです。
日本では婚活詐欺で連続殺人をした木嶋佳苗のふてぶてしさに通じるところがありますが、ソローキンのほうがスケールが大きいのと目的がちょっと違うような、、(殺人まではしていない、・・と言っても犯罪者には違いないですが)
ドラマは、やや冗長に感じられるところもありますが、このアンナ令嬢の素行を見ていると、ちょっと小気味よくおもえてくるところもあり、つい先を急ぎたくなります。
だんだん色んなことがバレてきて処遇が悪くなってくると見ているこちらも苦しくなっていきますが、、。
まだ最後まで見終わっていませんが、実在する人物、実際あったこととして考えると、人間て人の何を見てるんだろ。。と思ったりもします。肩書き、地位、財産、バックグラウンド、コミュニティ、能力、、。「どこ、どんな土俵」で「何を武器に」生きるのが幸せなのか。
私の若い女性の友人が普段のおしゃべりで「一回きりの人生だからなんでも挑戦したい」と言っていたのが、妙に浮き彫りになって思い出されました。(彼女はとても優秀な仕事人ですけど)
それから「ソローキンは人殺してないしな」などとつい思ってしまいますが、キリスト教、マタイの福音書には「殺めるな、姦淫するな、盗むな、偽証するな」と並べてあって、同じだけ重いってことなのかなとか、まぁこのドラマの出来はともかく色々考えさせられる事件です。
ハリウッドセレブを相手に若者グループが起こした実際にあった窃盗事件、それを映画にしたソフィア・コッポラ「ブリングリング」もありました。セレブ中のセレブであろうコッポラ監督が、この事件に興味を持って映画にしたことの方が興味深くて、映画自体は「セレブとか世の中を馬鹿にした感じ」が描かれるくらいだったので、これともまた違うように思いましたね。。
ゴシップネタのご紹介でした。
(竹田)