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LINN SELEKT DSMをお届けしてから丁度1年。
「あれ、気になっていまして・・」の「あれ」は、弊店では割とあれのことなんです。あれ。

ハイ、OCTAVEなんです。

OCTAVE V40SEとSuper Black Boxの組み合わせで鳴らすなんて、ちょっとまたいい雰囲気ではありませんか?
店頭でこの組み合わせでMAGICO A1を聞かれてのOCTAVE導入となりました。

ここからはお客様からの詳細なレポートが来ているので、そちらをぜひ!
ちなみに、V40SE(プリメイン)だと、SELEKT DSMのプリ部とどっちがいいかなぁ、と微妙なラインで、
店頭では割合V40SEをパワーアンプ使いとして、Power inに入力していました。
ご納品の際も、SELEKTのプリを活かし、V40SEをパワーアンプとして接続。
V40SEのプリを使うこともできるので、お好みで落ち着いたらまたやってみられてください・・とご案内して、数か月経ったころのお話。

以下お客様レポート
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本日V40SEをプリメインとして、この数時間試聴しておりましたので、レポートしておきます!
結論から言うと、ご指摘いただいたように、こちらの方が好みでした(笑)(※)

これまではselektの音が支配的だったのか、上から下までワイドレンジな音で、中域がやや物足りず。
v40がプリになったことで、中域が充実して、チューブアンプらしい音色というのでしょうか、音に厚みが増した聞こえ方をしています!
当初より高域は伸びていないのですが、中低域は量感が少し増した感じで、スピード感は減少したけれど、大らかな鳴り方をしているようです。
普段レコーディングスタジオで、超ワイドレンジ&超高解像度の音に慣れているので、繋ぎ変えた時は「あれっ?」と思ったのですが、自宅でくつろいで聞くには、このほうがいい!と思いました。
この数時間ずっと聞き続けていますが、まだまだ聞きたくなる感じです!
夜になったので、一旦中断、テレビを鳴らしてみたのですが、
何と!ナレーションの声が、チューブライクな音がしてますwww
しばらくこの設定で落ち着きそうです!

ちなみにSuper Black Box(以下SBB)は、外して聞いても十分いい音がしています。
SBBを付けるより更に大らかな鳴り方です。
V4oSEは805d3との相性がとてもいいようで、SBBを繋いだ音を知らなければこれでも十分な感じです。

SBBを繋ぐとレンジも解像度も一気に広がります。
でも、決して薄味にならず、クラスが上がった鳴り方をします。大満足です!
ちなみに、v40SEをパワーアンプとして使うより、プリメインとして使った方が、SBBの効果は大きいようです。
SELEKT DSMの解像度の高さは損なわれず、SBBも本領発揮な感じです!

(※:V40SEご納品後「MAGICOの音が忘れられない」とお話があったので、もしかするとB&W、SELEKT、と高解像度が続くので、V40のプリを使ったほうがちょうど中域あたりがふくよかになってお好きなのかもとお伝えしていたのでした)
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やっぱり使っている人ではわからないことがたくさんあります。
そして、優れた機械を手に入れても、鳴らし方次第、鳴らす人次第・・というところもあります。

ご納品後、いつもすぐに「いい!!!」というご感想をいただくお客様から「あれ、なんとなく歯切れ悪いなぁ」というお便りがあって、このレポートを頂くまでにも色々ありました。
例えば、スパイクマウントを替えたことは1つ大きかったのですが、そのほかにもLANケーブルや電源ケーブルの見直しや、セッティングなどなど。

そのうえで、「これ以上の解像度を求めているんじゃなかった・・」ということは、実はやり取りの中でないとわからなかったり、
(スパイクマウントとか置き方とか含めて)システムが発揮した状態でないとわからなかったりします。
実際、聞かれる音楽によってはDSMがプリアンプにされたほうがお好きな方もいらっしゃいますし、スピーカーが変わるとまた変わるかもしれません。

でも、せっかくお手元に引き寄せられたシステムであったら、これで最高の音・・というか、「自分が最高に気分のいい音」を鳴らすのは、やっぱり鳴らす人の手に委ねられているのです。

「音は人なり」とはよく言ったもの。
そのお手伝い、是非いくらでもさせてください!

弊店がご納品に伺うことの意味は、実は納品が完成形でなくて、お客様にとってはスタートで、機器の成長過程での「アレ?」に対してアドバイスがしやすいからだということに、この数年で気がついたように思います。

一緒にあーじゃのこーじゃの、いうのも、またオーディオ。なんです。
(竹田)

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