今日は勝手に広告批評です。
私はLINNの広告が大好き。(既に批評ではないですね)
特に、好きなのが写真に挙げた3つ。左からSTEREO SOUND151号から154号に渡り4部作で掲載された、「グラスゴーの景色シリーズ」(命名は勝手にしています)、中央は、この2枚にプラス、ジミヘン・ドリックスが見開きで熱唱している「モノクロシリーズ」、そして右が今回15日発売の161号に掲載された「LINNの製品シリーズ」です。
実はどれも結構文章が長い。「モノクロシリーズ」だけはそうでもないですが。
写真では文章を読むのは難しいと思いますが、文字量が多いのは一目瞭然です。
私は今まで「広告はインパクト勝負」だと思っていました。
大切なのは、印象的なキャッチコピーと記憶に残る絵だと。
でも、最近一般の雑誌を見て思いますが、大切なのは「愛情」かな。なんて思っています。製品や会社への「愛情」。
今年の秋からSTEREOとSTEREO SOUNDに私たち自身で作成した広告を入稿していて、毎回試行錯誤の連続なので、そんなことを思うのかもしれません。
話は戻って、LINNの広告ですが、文字量が多いことから以前は通り過ぎてしまいがちでした。ただ、何かのきっかけでふと読んだ文章がとても胸に響いて、それまではデザインは格好いいし音もクリアだし、クールな存在と思っていた「LINN」が、実はとても一生懸命なメーカーと言うことを感じて、それ以来LINNの広告は雑誌が届くとまず2番めには(どうしても自分のところが気になってしまうものでして)探すようになりました。
LINNはカタログでも、時々面白い表現があるのですが、実はこれ、LINN JAPANスタッフのF専務が文章を書かれているそう。
当店でも、LP12などのイベントの際に来ていただいたりすると、ものすごい知識量の上、おしゃべり好きな方(あっ、ごめんなさい)で、大阪弁が特徴の大変楽しい方です。
1つ聞くと10返ってくるとは、まさにこのことと言うくらい、色々なことを教えてくれるのです。時々時間がない時に失礼をしてしまったりするのは、本当に申し訳ないですが、本当に気さくな方。
聞けば、今回の広告や「グラスゴーシリーズ」もF専務の書かれた文章だとか。
それを聞いて納得です。きっとこの広告文章はひねり出されたものでなく、お話されたいことが山ほどある中で、何とかこのボリュームにまとめられたのではないかしら。
そして今回の「製品シリーズ」4部作、本当に素晴らしい!
STEREO SOUND161号を手にされる方は、是非目を通してみてください。
できればページの順番どおりに。そして、1字1句こぼさずに。
じっくり読んでいくと、「へぇ」から「あっ、いいな」に変わり読後感はとても爽やかでちょっと心に風が吹きます。きっと他の誰でもない、スタッフの皆さんで作っているからなのでしょうね。
でも、もしかしたらお目当ての記事を読み終わって1興奮過ぎた後に読まれるのがよいかもしれません。何せ、文章長いですから!(笑)
(竹田)