ラヴェルのボレロを聴いていて、子供の頃の記憶の糸の端っこがちょろんと出て来ました。
あれ、なんだろう。
次に浮かんできた言葉が、フィギュアスケート、カタリナ・ヴィット・・・。
うわっ懐かしい!
自分で思い出してびっくりしてしまいました。
カタリナ・ヴィットのぶれのないスケーティング、その安定感のある美しさを目の当たりにして、子供ながらに外国ってとっても遠いんだな・・・と心底感じたのを鮮明に覚えています。
なんだか急に懐かしくなって、インターネットで「オリンピック」「カタリナ・ヴィット」「ボレロ」と入力してみました。
すると、1984年のサラエボオリンピックで、カタリナ・ヴィットは「カルメン」で金メダルを、同年のアイスダンスでトービル&ディーンがボレロで金メダルを獲っているんですね。
そういえば、薄紫の羽衣のような美しい衣装で、うっとりしてTVの画面に見入った覚えがあります。
ボレロを聴く度薄紫色が脳裡に広がるのは、そのせいか!と今日気が付きました。
更にネットサーフィンすると、4年後のカルガリーでもカタリナ・ヴィットは金メダルを獲っていて、エキシヴィジョンでマイケル・ジャクソンで超の付く格好いいスケーティングを披露しているんですね。
YOU TUBEで映像が残っていました。
http://www.youtube.com/watch?v=vt8iUbkXivU
サラエボでヴィットの美しさに魅入られた私、カルガリーオリンピックは、しっかりVHSに残し何度もその美しさをリピートした覚えが有ります。
あのビデオはどこへ行ってしまったんだろう。
(ちなみに、このエキシヴィジョンでヴィットはポニーテールを布で巻いたような可愛らしいヘアスタイルをしており、私も母親に頼んで同じようにしてもらった覚えがあります・・・)
子供だったせいなのか、時代のせいなのか、一般的にはインターネットもなく携帯電話も無く、外国はすごく遠い存在でした。
今はグローバル化で世の中も狭くなり、外国は昔のように遠い存在ではなくなりました。
しかし・・・音楽と記憶の繋がりって凄い・・・。
改めてそう思ったひと時。
(竹田)