10月で30度越えの暑い日に、LINN SELEKT DSMをお届けに。
SELEKT DSMは、その名の通り、仕様を「セレクト」できるモデル。
同じ形で、プリ出力のみにしたり、HDMI基板を搭載したり、5ch仕様にしたり、DACも2種類あったり・・と自由自在。こちらのお宅のSELEKT DSMは、パワーアンプ内蔵で、Katalyst DACという仕様になりました。
鳴らすスピーカーは???
じゃじゃん!っと、ジャーマン・フィジックスのユニコーン。
美しい木目に、ジャーマン特有のドライバーユニットDDDで、まさに一角獣の様相のこのスピーカー。
制動も難しいですが、第一段階としては、SELEKT DSMで雰囲気のある良い音色が。
隣にはフランコ・セルブリンのアッコルドも見えます。
2種類のスピーカーを、SELEKT DSMと、ご自身でお作りになられた300Bのアンプと交代で。
お客様がSELEKT DSMにご興味を持たれたのは、お使いだったHDDプレーヤーの使い難さからLINN DSMにご注目いただき、新しいモデルのSELEKT のデザインやコンセプトに「なかなかいい」と思われたことでした。
当初は、プリ出力のタイプをご検討されていましたが、10月まで続くすごい暑さから、やっぱりアンプ内蔵にしようと思われたご様子。
いくらエアコンがあるとはいえ、真空管をつけながらはちと暑すぎる気候でしたものね。
ところで、1本柱の通った築30年の立派なお住まいは、ネット環境の面からいうと、現代のマンションのように各部屋にLAN配線が・・とはいきません。
Softbankのルーターは1階に。システムは2階で。
LINN DSMはLANの有線接続が基本なので、中継器などを2階のお部屋に置いて、そこから通線する必要があります。
今回導入したのはPLCのこれ。PLCとは
以前ご案内したPanasonic製のものは生産終了して、新しくさがしたものがこのtp-LINKのもの。
これが優秀なのは、PLC接続(親機と子機を壁コンセントに挿すだけでLANの有線接続の代わりになる)で簡単にネットワークを拡張できるうえ、子機のほうは、アクセスポイントにもなるというもの。
これが6,000円なので、安くて簡単。お勧めです。
(Wi-Fi拡張機能がないモデルもあり。)
お客様のお宅では、3年がかりで作られたTannoy Autographや、ダイニングテーブル、素敵な電気の傘、かりんで作られたホーンなどがあります。
どれもプロ級の腕でなんでも作ってしまうお客さまの作品たち。
木製のほか、お使いだった300Bのアンプも自作だから、モノづくりが本当にお好きなのだとお見受けします。
そんな中で、ユニコーンやアッコルド、SELEKT DSMをセレクトされていらっしゃるところに、お客様の美意識を感じます。
すごいすごい、これはいいやと、喜ばれるその横で、
暑いとは言え秋の香りのさわやかな風に乗ってユニコーンが音楽運ぶのに、
LINN DSMが一躍買っているのをホッとして嬉しく見守るの図。
(竹田)